姿勢とカイロ! 姿勢が悪いとなぜいけないの?
皆さん、姿勢が悪いとなぜいけないのでしょうか?それは見た目が悪いからでしょうか?それは肩がこるからでしょうか?
実は肩こりや見た目以外にも姿勢が健康に強く影響するのです。一般に皆さんが考えている以上に姿勢は大切な問題です。では悪い姿勢がどのように私たちに影響するのでしょうか?
肉体的悪影響がある?
1、呼吸が浅くなる
丸まった姿勢では胸郭が広がりにくく呼吸が浅くなってしまいます。酸素摂取量が少なくなりますので、ちょっとした運動で息切れを起こすやすくなったり、ひどい場合にはじっとしているだけでも息苦しさを感じる場合があります。
2、骨格への負担
悪い姿勢は物理的に骨格へ負担をかけます。もし、高層ビルの柱が曲がっていたとしたら、柱や建物にかかる物理的な負荷は相当なものです。悪い姿勢は曲った柱で建っている高層ビルと同じです。この物理的な負担が長年にわたると、骨の変形、背骨関節への悪影響、動作の制限や椎間板ヘルニアの原因にもなり得るのです。
3、筋肉への負担
背中を丸めたり、横ずわりなど左右のバランスを崩した姿勢は、体を支えるために「筋肉」の補助が必要です。その結果として筋肉は疲れてきます。これは重たいものを持ち上げていたら辛くなるのと同じ理屈です。この負担がコリ、だるさ、重さ、張り、最後は痛みという症状につながるのです。我々の経験から、通常の肩こりや腰痛のほとんどは姿勢の悪さが原因です。
4、神経への負担
姿勢の悪さは背骨への負荷を増加させます。その結果、背骨の中を通る脊髄や脊髄神経に影響が及ぶことがあります。知覚神経に正確に信号が伝わらなければ感覚の異常に、運動神経であれば運動能力の低下に、自律神経であれば内臓機能の低下につながります。しいては体内ホルモンの低下にもつながると最近のリサーチでは取り上げられています。自律神経は自然治癒力にも深く関係するので「体を健康に向かわせる力」を十分に発揮できなくなる恐れも出てくるのです。
5、消化器系への負担
背中が丸まった状態では胃や腸を大変圧迫します。圧迫してしまうことによりせっかく食べた物がスムーズに胃や腸の中で動かず、消化に影響を及ぼす可能性があります。その結果、便秘気味になってしまったりもします。
精神的にも悪影響がある?
悪い姿勢が精神的に悪影響を及ぼすということについて「身体性」という体の特性を使って解説いたします。まず、背中を丸めて「私は日本一の幸せ者だ」と言ってみてください。本当に「日本一の幸せ者だ」と思って言うのがポイントです。次に、背すじを伸ばして「私は日本一不幸な人間だ」と言ってみてください。こちらも本当に「日本一不幸な人間だ」と思って言うのがポイントです。はたして、本当にそういう気分になるでしょうか。通常は「そう思えない」はずです。これは「体の表情=姿勢」が脳の働きに影響するからなのです。落ち込んだような姿勢を取っていると、脳は「何か落ち込むようなことがあった」と判断してしまうのです。これが「身体性」です。姿勢が悪いと幸福なことが起きても、その幸福感を 100%享受できない恐れがあるのです。このような精神状態が何年何十年と続けば、その人の性格や人間性に少なからず影響を与える可能性があると思います。
最後にポータブルゲーム、パソコン、携帯メールなどの普及により、大人や子供関係なく姿勢は悪化の一途です。特に、子供達は危機的な状況にあるのではないでしょうか?
当院には姿勢が悪い為に上記で説明したような何らかの症状を伴って来院される方が多数いらっしゃいます。症状の改善は我々プロにお任せください。
姿勢を改善する為には様々なアドバイスを行っております。しかし、一番大切なことはやはり本人が自覚して改善しようとする意思です。その上で、的確なアドバイスに基づいたストレッチや筋肉トレーニング、また背骨や骨盤のカイロプラクティックアジャストメントや筋肉治療等が大いに役立つのです。
当オフィスでは姿勢チェック&レポートを無料で行なっておりますのでお気軽にお問い合わせください。特にお子様の姿勢が気になる方は是非ご相談ください。