小児カイロプラクティック?
みなさん、小児医学や小児歯科と同じように、小児カイロプラクティックという分野が存在します。残念ながら日本では遅れているのが現状ですが、アメリカやヨーロッパなど、世界のカイロプラクティック先進国では、大切な子どもたちの健康を支える有効な手段として認められています。
ご存知の方も多いでしょうがカイロプラクティックの理念は「骨の歪みによって神経の一部が圧迫され、その結果、さまざまな病気を引き起こす。」というものです。ですから、背骨がある以上、大人も子供も皆同じなのです!
アメリカでは昔から、子供の様々な病気に対して、カイロプラクティックの視点から治療を試み、数多くの子供達を助けてきた症例が報告されています。例えば、背骨の歪みが、各部の痛み、喘息、アレルギー、中耳炎、便秘、 下痢、おねしょなど、全身の様々な症状の隠れた原因となりえます。また、落ち着きがなかったり、理由もなく泣き叫んだり、食事をあまり 食べなかったりなども、背骨から起こる症状の一部の可能性があります。これらは全身のすべての機能をコントロールしている神経の機能が低下した結果、起こると考えられています。
なぜ子供の背骨に異常をきたすのですか?
例えば、赤ちゃんが生まれてくるときは狭い産道を通って出てきます。その産道の中で赤ちゃんの頭や首にかかる圧力は頚椎上部の骨に歪みを起こさせるのに充分な力です。また、なかなか出てこないときは外部からの力を加えて赤ちゃんを取り出しますのでさらに圧力がかかります。あるいは成長過程の首が座る時期、上体を起こす時期、座る時期、はいはいする時期など、背骨の頚椎、胸椎、腰椎の自然な曲線を作り出す時期にちょっとしたストレスが加わると歪みが出ることがあります。
また、幼児期に始めるいろいろな行動、立つ・歩く・走る、そして、それらと共に必ずといっていいほど起こる「転ぶ」という自分の意思に反して起こってしまう小さな事故の時です。運動機能を発達させるためには、必ず通らなければならない道ではあり、どのような親でもそれを未然に防ぐことは不可能です。ほとんどの場合はその骨格の未熟さゆえの体の柔軟性によって外部からのストレスはダメージにはなりませんが、そのときのちょっとした要素・タイミングの絡み合いで歪みとして残ってしまうこともあります。
そして、小学生になって、遊んでばかりいればよかった幼児期から、机に向かっての勉強を強いられる時期へと変わってゆきます。子供の歯が大人の歯へと変わってゆくように、骨も成長してしっかりとしてきます。そんな時期に押しつぶされそうな程の教科書を背負わされたり、長時間悪い姿勢をしているのを注意されずに放って置かれたりすると、骨の成長にも悪影響を及ぼします。その結果、背骨に歪みをきたしてしまう事もあります。
ただし、子供の体は大人よりも柔らかいですし、薬や食品から摂取した化学薬品による体内の汚染が少ないために、もともとの自然治癒力が高いのでカイロプラクティック後の反応が大人よりも早くみられます。
カイロプラクティックは小さな赤ちゃんや子供にとって安全ですか?
お医者さんや歯医者さんが、安全で子供達に最も適したケアを選ぶように、私たちカイロプラクターもまったく同じように、安全な方法を用います。私達は、子供からお年寄りまでその人にあった治療をするようにしております。ですので、どのような患者様も自分のおばあちゃんを治療すると同じように治療をすると常日頃心がけております。
子供に明るい未来を!
最近の子供達は、肩こりや頭痛といった大人と同じような症状に悩まされていることが多いように感じます。これらは皆、カイロプラクティックによって改善される事が多い症状です。しかし、個人的に気にかかるのはこれらの症状の根底にストレスが絡んでいることが多いように感じることです。近年、環境汚染、食生活の変化、家庭環境の変化やストレス社会など、様々な要因が大人だけでなく子供達の健康や成長に影響を及ぼしているのも事実です。
子どもたちの病気や健康に関する問題は、実に幅広くさまざまですが、それらの多くに対して小児カイロプラクティックは、非常に大きな可能性を持っています。なぜなら、子どもたちの骨格と神経機能を改善し、生まれつき持っている成長力や自然治癒力などのパワーを引き出してあげることで、多くの問題が改善し解決に向かうからです。加えてそのパワーは、子どもの体の「基礎」が形成される時間をより良いものにして、将来でのいろいろな脅威を未然に防ぎます。
この「予防」という観点も含めると、カイロプラクティックの役割はさらに大きなものになるのではないでしょうか。
一度、ご家族全員でカイロプラクティックを受けてみてはいかがでしょうか?また、無料にて子供の姿勢チェックを行っていますので、希望者は当オフィス、Dr. Horii まで!